「バードウオッチ&スケッチ」 県立自然科学館 野鳥学習講座
7月18日(月・祝)、新潟県立自然科学館で「バードウオッチ&スケッチ」のイベントが開催されました。今年で七年目になり、科学館の夏の行事として定着した感じがあります。リピターの家族もあって嬉しいところです。
参加者は午前と午後で各13~15人です。参加者+保護者1人まで参加可ということですので、実質40人程の参加がありました。
新潟県の自然の豊かさと野鳥の魅力について、5分程度説明してから、鳥の描き方や色の塗り方などの練習をしました。後半は科学館所蔵の剥製標本とバードカービングの作品から描いてみたい鳥を選び、モデルにしてスケッチをしました。
科学館所蔵の標本剝製とバードカービングの作品群。かわいい小鳥たちやハヤブサやオオタカなどの猛禽類も人気でした。
イベント中に、鳥への質問をアンケートしました。イベント終了後に届いたアンケートの回答をします。(Q質問 A回答)
Q ほかの県では、どんな鳥が見られますか?
A 北海道では、タンチョウヅル、シマフクロウ。沖縄では、ルリカケスやヤンバルクイナなどが見られます。
Q くちばしが長い鳥と短い鳥がいるのは、どうしてですか?
A くちばしは、その鳥が何を食べているかが、わかります。短いくちばしは、昆虫や小さな草や木の実。大きなクチバシは、魚や草や木の固い実などを食べる鳥が多いです。
Q 鳥のオスや、メスはどうやって見分けるのですか?
A 鳥は、巣の場所が知られないようにメスが地味な色、オスは派手な色をしているので、見分けることができます。ハクチョウやカモメ、スズメのようにオスとメスが同じ色をしている鳥は見分けることが難しくなります。
Q 鳥の名前はどんなことで決まるのですか?
A 鳥の名前は、体の色や形、声などの特徴から決まることが多いです。オオルリ(ルリ色の大きな鳥)、キビタキ(黄色いヒタキ)、ヒシクイ(菱の実を食べる)、カッコウ(声)、ウミネコ(ミャーオと鳴く)など。
Q どうやって剥製(はくせい)をつくるのですか?
A 研究のための許可を取って、専門の人にお願いします。
Q 鳥のスケッチをするとき、一番難しいところはどこですか?
A 足です。羽毛がない部分で、人や哺乳類と違い、重心が後ろにあることが多いです。
Q 大きな鳥の中で、絶滅危惧種の鳥はどのくらいいますか?
A 新潟県の絶滅危惧種Ⅰ類は8種です。大きな鳥としては、トキやライチョウ、オジロワシ、オオワシ、イヌワシ、クマタカが該当します。
※参加いただきありがとうございました。会報の「鳥だより」に鳥の絵を描いてみたいという声も聞きました。是非、このホームページのアドレスから申し込んでください。お待ちしています。