雪と水に育まれた自然を生きる

毎年14,000羽から40,000羽が飛来するハクチョウ 冬の朝、越後平野に広がる水田へ餌を求めて飛び立つ

新潟県の自然は、長い海岸線、島嶼、広大な平野と潟湖、県境に連なる険しい山々と、多様な環境を有しています。

トキ、ライチョウ、ハクチョウ、イヌワシに代表される新潟県の鳥は、雪と水によって影響を受けた環境に対応して生息しているのです。

新潟県の自然環境と鳥類

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高山・亜高山帯

山形・群馬・長野・富山の県境には、2000m級の山々が連なります。妙高・火打山には日本最北端のライチョウ個体群が生息しています。厳しい冬に閉ざされ雪崩の起こる急峻な山岳地帯は、全国でも有数のイヌワシの生息地があります。

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広大な平野と河川

山に降り積もった雪は、雪解け水となって渓谷を下り、雪と水は、土砂と共に大小の支流から信濃川と阿賀野川に運ばれていきます。越後平野は、雪と水がもたらす堆積作用によって形成されています。広大な平野には、数多くの潟湖が点在し、ガン、ハクチョウ、カモ類など、水鳥の一大越冬地となっています。

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海と長大な海岸線

日本海と接する330㎞に及ぶ海岸線があり、海の鳥・海辺の鳥が多く見られます。佐渡島では、放鳥され自然繁殖した野生のトキが450羽を超えて生息しています。粟島はオオミズナギドリの繁殖地としても有名です。

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