春のタカ渡り
3月15日 小千谷市を流れる信濃川で水鳥類を観察しました。信濃川の川幅の広い中洲では、マガモやカルガモ、コガモ、ヒドリガモ、カワアイサ、ミコアイサなどが翼を休めていました。
冷たい川風が吹く観察ポイントですが、この日は好天に恵まれて時間とともに暖かく感じられました。近くではホオジロがさえずりを始め、シジュウカラやエナガたちが木々の間をすり抜けていきます。
山側の空では、空気が暖められて上昇気流が発生しています。トビが気持ちよさそうに舞い上がり、1羽、2羽、3羽と増えていきました。トビの上空を素早い羽ばたきで飛ぶタカが出現。オオタカとツミです。ノスリも帆翔を繰り返し、東方や南方の山側に向かって飛び去っていきました。
3時間ほどの観察でツミ1羽、オオタカ2羽、ノスリ8羽、トビ7羽を観察。トビは記録した3倍ほど観察されましたが、飛び去って行くというより、同じ個体が何度も飛んでいるように見えたため、重複を避けて観察された最大羽数としました。
観察できた鳥
キジ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カワアイサ、ミコアイサ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、トビ、ツミ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、エナガ、カワガラス、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 計27種