シギチを見よう! ガールズ探鳥会 8月24日

8月下旬の日曜日、聖籠町の網代浜海岸で今年2回目のガールズ探鳥会を開催しました。今回のテーマは初企画「シギチを見よう!」です。鳥たちの渡りの季節、新潟県の海岸を渡ってゆくシギやチドリを観察します。

今回は浜に出る前に、網代浜でシロチドリの保護活動を始めた渡邉キララさんにお話を伺うプチ講座を開催しました。

昔は新潟県の浜にもたくさんいたシロチドリ、近年、環境の変化や人為的撹乱により、その数は減少の一途を辿っています。

シロチドリの生態と保護柵の設置による保護活動について、熱くご紹介いただきました!シロチドリをみんなで守っていきたいですね。

そして、いよいよ講師の伊藤浩副会長案内のもと、海岸に出てシギ・チドリを探します。少し歩いたところで双眼鏡を覗くと、遠くの波打ち際に小さなシギの姿が見えます。

トウネンかミユビシギのようです。

みんなで様子を見ながら少しづつ鳥に近づいていき、各自双眼鏡やスコープで観察しました。シギを初めて見た、という方もいらっしゃって、その喜びが伝わってきます!

シギやチドリはとにかく「かわいい」。これは…ガールズ探鳥会にぴったりでは!?みなさんの目が輝いていたように思います。

写真は最初に見られたミユビシギ。寄せては返す波の動きに合わせて走ります。波が引いたタイミングで地面をつつき、小さな甲殻類などを食べるミユビシギ。彼ら渡りの途中、たくさん食べて元気に渡っていってほしいものです。

それにしても、砂浜に鳥がいる様子は本当にいいですね。

トウネンも、こちらがじっと待っていると徐々に近づいて通り過ぎていきます。

目の前でこんなにかわいい鳥が歩いていくのを見るのは至福のひとときですね!カメラ持参の参加者は、思い思いに撮影。

最後は少し遠いですが、プチ講座で紹介のあったシロチドリと、2羽のメダイチドリを観察することができました。

シギ・チドリの他にも、魚を掴んで飛ぶミサゴやオオセグロカモメ、ウミネコなど海ならではの鳥も見ることができました。

本番では少し遠かったので、下見の時のシロチドリです

おしゃべりをしながら和気あいあいとした雰囲気でみんなで浜を歩くのはとても楽しく、シギも見られて、海はきれいで、なんだかジーンとしてしまいました。

恒例の終了後のお茶会では、鳥の話に花が咲き、初参加の方もすぐに打ち解けて親睦を深めることができました♪伊藤副会長も最後までお付き合いくださいました。

2022年に始まったガールズ探鳥会も4年目。これからも

T(楽しく)
Y(ゆるく)
O(おだやかに)

をモットーに活動していきたいです^^

【観察された鳥】

メダイチドリ・シロチドリ・トウネン・ミユビシギ・イソシギ・ウミネコ・オオセグロカモメ・ダイサギ・アオサギ・ウミウ・オナガ・ホオジロ・カワラヒワ・ヒヨドリ・スズメ・ミサゴ・ツバメ・ハシブトガラス 計18種

参加者17名。ご参加のみなさん、ありがとうございました!

(写真・文 金井和恵)