魚沼市の花・鳥・風を観察する
5月8日(日)大型連休の最終日になる日曜日、魚沼市の生物多様性調査を兼ねた探鳥会に参加しました。
今回は、2カ所のコースを調査しました。定点観察(30分くらい同じ地点で観察した鳥を記録)とラインセンサス調査(2km程度のコースを歩きながら観察した鳥を記録)を行いました。
調査地のひとつは、ザゼンソウやミズバショウなどが植生する湿地です。花期は過ぎていましたが、魚沼の代表する花たちです。渓流沿いの谷では、カタクリやキクザキイチリンソウがまだ残っていたり、ウワミズザクラの白い花やフジの薄紫の花が咲き始めています。
谷間に残る雪の白と大地の茶色、青葉の緑と青い空。早春の魚沼を感じさせる風景は野鳥観察を数倍楽しくさせてくれます。
木々の緑が少しづつ葉を広げ、サンショウクイやオオルリ、エゾムシクイ、センダイムシクイなどの声が林間や谷間から聞こえてきます。
キビタキが開葉の始まったホオノキの上部にとまり、その美しい囀りを聞かせてくれました。キビタキの黄色いお腹が若葉に映えてきれいでした。
観察した場所の谷にははサシバが縄張りをもっていました。スギの木の樹冠にとまり、上空を侵入して来たペアに「ピックイー」と警戒の声を出しています。
観察できた鳥
カルガモ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、ジュウイチ、カッコウ、トビ、サシバ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、サンショウクイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、メジロ、コムクドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ノジコ 計36種