「バードウオッチ&スケッチ」県立自然科学館 野鳥学習講座 

新潟県立自然科学館で「バードウオッチ&スケッチ」のイベントが7月16日(日)に開催されました。今年で8年目(10回)となり、科学館の夏の行事として定着した感じがあります。

午前1回(20人)、午後1回(20人)の開催です。参加者はとても元気で意欲的です。3年ほど感染症対策で定員を少なくして実施していましたが、最近はリピターの家族もあって嬉しいところです。

昨年まで家族の参加は1名でしたが、今年はお父さんお母さんがそろっで参加するご家族も多くみられました。

新潟県の自然の豊かさと野鳥の魅力について、5分程度説明してから、鳥の描き方や色の塗り方などの練習をしました。後半は科学館所蔵の剥製標本と愛鳥センターから借用した剥製標本、バードカービングの作品の中から、描いてみたい鳥を選び、モデルにしてスケッチをしました。

科学館所蔵と愛鳥センター所蔵の標本剝製、バードカービングの作品群。色鮮やかなカワセミやコルリ、オオルリ、ルリビタキなど小鳥たち、ハヤブサやチョウゲンボウなどの猛禽類が人気でした。

毎回何人か、制作時間が過ぎても時間を延長し、納得のいくまで描き上げる子供たちがいます。幼くても集中力を切らさない、粘り強い制作姿勢に接すると絵を描くという表現活動の素晴らしさを実感します。

 

イベント中に、鳥への質問をアンケートしました。イベント終了後、アンケートの回答をしました。(Q質問 A回答)

Q 鳥に耳はどこにありますか

A 鳥の耳は、目の斜め下の部分にあります。羽毛に覆われているため、直接見ることはできません。

 

Q 鳥におへそはありますか?

A 鳥は卵から生まれます。哺乳類のようにおへそはありません。

 

Q 鳥のオスはメスはどして色が違うのですか?

A 鳥は、巣の場所が知られないように卵を抱くメスが地味な色、オスは派手な色をしています。ウグイスやハクチョウ、スズメのようにオスとメスが同じ色をしている鳥もいます。

 

Q 鳥を絵をうまく書くコツはありますか。

A よく観察をして描くことです。観て描いてを繰り返します。例えば1時間あったら30分は観る時間、描く時間は30分くらいです。描く回数を多くすることも上達の一つです。

 

Q タカやキツツキは何処に行けば見られますか?

A 基本的にはキツツキは大きな老木に穴をあけることが多いので、大きな森に生息しています。タカも食料になる鳥類や哺乳類、昆虫類など、小さな生き物がたくさんいる森に生息しています。

 

新潟県は日本で唯一、トキとライチョウ、イヌワシ、ハクチョウがみられる県です。ライチョウ以外は日本の中でも、生息数が一二を争うほど多い県です。とても恵まれた環境です。これを機会に鳥に興味を持っていただき、科学館で開催している観察会にぜひ参加してくだい。

※参加いただきありがとうございました。