初心者向け探鳥会 5月7日(日)鳥屋野潟公園(鐘木地区)

雨傘の花を咲かせて、探鳥会をスタートしました。

今年度3回目の初心者向け探鳥会になります。雨の日は人出が少ない分、鳥たちは安心しているのか、近くで観察をすることができました。

普段は散策する人が多い公園の芝生で鳥たちを発見! コチドリ、ムクドリ、カワラヒワなどが、ミミズや昆虫など食べるために地面を懸命に探していました。

コチドリは3羽が素早く移動したり、飛び交ったりを繰り返し、「ピィー」という響く声で鳴き合っています。オス同士がメスを巡って争い、メスを追いかけたり、オス同士が追いかけ合ったりしていました。

観察舎(鳥観庵)からは、水面に泳ぐカンムリカイツブリやカルガモの様子や、上空をダイサギ、アオサギ、ウミネコ、トビなどの大形の鳥たちが、ゆったりと飛んでいる様子を観察できました。

体をブルブルさせて、水滴を振り払うハクセキレイ

春の鳥屋野潟公園は、日本で冬を過ごし繁殖地へ帰る鳥たち、繁殖のために南方から海を越えてきた鳥たちなど、多くの鳥が訪れる場所です。今日の探鳥会では、冬鳥(日本で冬を過ごす鳥)のツグミとシロハラ、夏鳥(日本で繁殖するために南方から飛来する鳥)のキビタキやコサメビタキを観察することができました。

雨が降り木々の新緑が瑞々しい鳥屋野潟公園。シジュウカラやキビタキの囀りを聞くと、鳥たちが繁殖期を迎えていることを実感します。

集合場所の東屋に戻り、観察のまとめをしました。

観察された鳥

キジ、マガモ、カルガモ、コガモ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コチドリ、ウミネコ、トビ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、カシラダカ、アオジ 計23種