初心者向け探鳥会 5月14日(土)鳥屋野潟公園

5月10日から16日はバードウィーク(愛鳥週間)です。各県の野鳥の会が中心になって全国各地で探鳥会が行われています。新潟県内でも、5月8日(日)、14日(土)、15日(日)には各地で探鳥会が実施されました。

鳥屋野潟公園で、今年度3回目の初心者向け探鳥会を行いました。会場の鳥屋野潟公園は、木々の緑が豊かになり、4月に満開だったサクラの実が赤みを帯び、季節の移ろいが感じられます。

朝から雨が降り、雨具・傘をさしながらの野鳥観察になりました。人間には少し不自由な天候でも、野鳥たちは元気に活動をしていました。

ムクドリやハクセキレイなどが食べ物を探して歩き回り、水分を含んで柔らかくなった地面をくちばしで突いたり、ついばんだりして採食していました。

湖面ではコウホネ(水草)の群落が広がり、カンムリカイツブリの姿も見られました。湖岸沿いのアシ原からは、キジの「ケーン・ケーン」という声が聞こえ、上空をアオサギやダイサギたちが優雅に飛んでいきます、新堀橋では、カルガモやコガモ、オオバン等を観察しました。

新堀橋付近を泳ぐオオバン

オオバンの足は小さな蹼(水かき)が指に独立した弁足という形をしています。

観察された鳥

キジ、、カルガモ、コガモ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、コチドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ 計21種

雨の日の観察は、初めての方には少しハードルが高かったかもしれません。でも、雨も自然の一部です。18人の参加者の皆さんは、食べ物を探して活動する鳥たちの姿を雨にもマケズ観察できました。ありがとうございました。